舞台「紲~庵治石の声~」の全公演が終わり、一生懸命レポート記事を作成していた11月1日。一つのニュースが話題になっていました。
香川の名物「さぬきうどん」をPRしようと、高松空港の手荷物の受取所で、器に入ったうどんのサンプルがベルトコンベヤーで流れてくるユニークな取り組みが始まり、到着客を楽しませています。(上記リンク先より引用)
「うどん県。それだけじゃない香川県」
でつい先頃他県民のネタになっていた香川県ですが(1日で17万アクセスもあったそうです)、今度は高松空港発のネタです。
とニュース記事を読み進めていると・・・
うどんの器はそれぞれ直径およそ30センチで、特産の庵治石が使われています。(同上)
これは見にいかなければ!
と言っても、場所は手荷物受取り所なので簡単には見られそうにありません。このために飛行機乗るのも・・・ですから。
というわけで空港に連絡して取材させてもらうことにしました。
取材開始!
取材日当日。高松空港に到着。9月の高松視察の時にキャストの皆さんを見送って以来です。
高松空港と言えば、『蛇口をひねるとうどんダシ』も有名です。
早速、取材を快く受けて下さった高松空港ビル株式会社の担当の方と、あまたのセキュリティチェックをくぐり抜け、手荷物受取り所へ。
そして、それはそこに鎮座していました。
「直径30cm」というのは知っていましたが、まずはその大きさにびっくりします。そして次にクオリティの高さに驚かされました。レストランとかにある食品サンプル以上によく出来ています。
箸置きも庵治石で、お盆は県産の檜。
ちなみに、これは天ざるうどん。隣にはもう一つ、釜玉が。
そしてこれらがベルトコンベア上をぐるぐる回っています。
芸の細かい事に、ちゃんとお品書きとのれんが・・・。すごい。。。
しっかり写真を撮らせてもらった後、山下社長自ら取材に応えて下さいました。
何と山下社長は、昔10年ほど牟礼町に住んでいらっしゃったとか・・・。世の中存外狭いものですね。
そして、この企画はこの山下社長自ら立案された企画だそうです!
山下社長に1問1答
- このアイデアはどんなきっかけで?
-
以前行った『空の駅』の企画(これも社長企画だそうです!)で、『蛇口からうどんダシ』が話題になり、「やっぱり香川はうどんなんや」と思うようになったんです。
そして、空港に着いたお客さんが、「香川に着いた」「香川に戻ってきた」というのを実感してもらえるような事ができたらな、という思いがあり、そんなときに大分空港や長崎空港でベルトコンベアを使ったPRをやっていることを知ったんです。確かに、手荷物受取り所というのは結構『待つ』時間があるので、じゃあそこで讃岐うどんを使って何かやってみよう、と。
- 制作期間はどのくらいですか?
- 昨年7月くらいから考え始めました。実は今年の夏過ぎには完成していて、「どのタイミングで出そうか」と考えていたんです。そんなときに、「うどん県」が話題になり、「今だ!」となりました。
- これらを企画しようと思った理由は何でしょう?
- 昔、高松に来るには連絡船しかない、という時代があって、私は連絡船に乗ると決まってうどんを食べていたんですね。それが『香川に来た』『香川に戻ってきた』という感覚と強く結びついていて・・・そういう感覚を少しでもこの高松空港で感じてもらいたいと思っています。
- 次の展開は?
- まだまだPRしたい県産品はたくさんあります。実際に色々見て回ったりもしているんですが、実はもう次のアイデアは試作段階にありますので、楽しみにしておいて頂きたいです。
この後、去年の映画撮影の際の「うどんケーキ」や庵治音の写真を見てもらい、「これは良いねぇ」と言っていただきました♪
また、「手荷物受取り所には庵治石の灯篭も置いてみたい」とも仰っておられました。
すごく気さくにお話頂き、職員の方にも丁寧に案内していただいたので、とても楽しい取材になりました。
最後に山下社長からの注意点を。
「ベルトコンベアのうどんを見て、讃岐うどんが食べたくり、2Fのうどん屋さんでうどんを食べていてバスに乗り遅れてしまった方もいらっしゃるので、その点だけはご注意を」
との事です。