舞台の話しその⑤〜「熱!熱!熱!」

オーディションまっただ中!

 

ここまで来たらそんなする事ないんでブログでも書きますか。

 

映画の時も書いたことなのですが、

 

書類選考の時点でイラッとさせられることが今回も数件あったんですよ。

 

「選んでやるよ」「選んでください」なんて感じもなんか違うなと思いつつも、

見ず知らずの人にお手紙を書くのなら、最低限のマナーがあるんじゃね?という事を今回またもや痛感させられました(自戒の念も含めてね)。

 

いきなり要望だけ書いてくる人。

散々質問して結局書類送ってこない人。

プロフィール写真がやっぱりおかしなことになってる人(携帯写メとか)。

 

あのですね、このチームがって事じゃなくて、僕、個人的にいつまでもこういう事やってちゃダメだと思うんです(役者だけの話しじゃなくて業界全体の話しとして)。

僕が名のある大プロデューサーじゃないのでなめられてるのかもしれませんが、

ふざけんじゃねーって感じです。

人様にお願いをして会って下さい、という入口がある以上、そこちゃんとやれよと。

高校生でもそれくらいできるやつごろごろおるぞ。

 

 

…とイラっとしながらモヤっとしながら始まったオーディションですが、

 

お会いした役者さんたちに救われました。

 

今回のオーディション、演技を見るのではなく、変な言い方ですが、高松のみんなに会ってもらいたいと思えるかどうかを見る為に、「人となりを見させてもらう」という事に注力して挑みました。

 

役者さんたち、熱い熱い熱い。このビル節電してんだからただでさえ熱いんだっつーのに。

 

某大手銀行を辞めて役者になった人。

某国立大学の入学を蹴って演劇の専門学校に入った人。

小さ頃いじめられて自己表現の練習も兼ねて役者になった人。

何年も引きこもりだったけれど役者になってとってもおしゃべりなった人。

サッカーのプロを目指してたけれど足を怪我して役者になった人。

 

 

みんなみんないろんな人生があって、いろんな悩みがあって、有名になりたい!モテたい!だけじゃなく(ま、それもあると思いますが)、苦しんで苦しんで役者やってるんだなって。

 

結果思うことは、来てくれたみんな全員高松の人に会ってもらいたい!!

でも、それは叶わないから、僕の手元にあるこのメモ書きだらけのオーディションリストだけは捨てずに大事にファイルに入れて、東京公演と高松公演に持っていきたいと思います。

 

ね、いいでしょ、このプロデューサー?(キランッ)このチーム、いいんです。

 

 

このサイト、ブログ全部見てくれた人も何人かいました(それで合否が決まる訳じゃないけどね)。なすびさんからの質問に答えている途中にこのセリフが飛び出した時にはビックリしましたよ。

 

「あなたたち、アーティストなんでしょ?クリエイターなんでしょ?職人なんでしょ?
モノつくりたいんだったら、タダでもやるってくらい腹くくってやりなさいよ」

 

うちの嫁の言葉です(このブログで3回目の登場)。

 

でもこれ、うちの嫁だけの言葉じゃないんですよね。

 

高松の人たちに東京チームが言われた言葉なんですね。

 

最初の話しに戻りますが、適当な思いで書類送ってきた人にもこの言葉プレゼントしますよ(ま、どうせ見ていなでしょうが)。

 

最終で選ぶのはほんと数人ですが、この2日でお会いした人達みんなの気持ちは全部受け取りました。たかが何十も受けるうちの一つのオーディションですが、しかも落ちたらうぜーとしか思ってもらえないと思いますが、是非公演の方にも足を運んで頂ければ、なんかそれはそれでとっても素敵なことなんじゃねーかなと思ってたりします。

 

 

一次を通過した方とは来週二次でお会いしましょう。

 

 

 

early

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「紲(きずな)~庵治石の味~」のこと, 舞台「紲~庵治石の声~」この記事のURL

『舞台の話しその⑤〜「熱!熱!熱!」』 への3件のコメント

  1. early early

    このオーディション、何人泣くんだ。

    それくらい覚悟して来てくれるってことなんですね。

    高松本店の皆さん、楽しみにしていてください。

  2. kimera kimera

    はい、2日間にわたるオーディション、ご苦労様でした!

    高松本店も楽しみにして待っています。

    みなさんが結果を出せるように精一杯、環境を提供出来る事が本店の役割だと思っていますので、「ドン」と思いっきり飛び込んでくださいね。

    sence of achivement(成就感)とは「やったもの」だけが味わえるものですから、ね。

    「泣く結果」になった方々にも「ありがとう」を送りたいです。
    参加してくれて本当にありがとうございました!

  3. early early

    kimeraさん

    「泣いた」というのは不合格で泣いたのではなく、
    どうして役者を目指したのか?という僕らの問いに、感極まって涙ぐまれた方が複数いらっしゃったという事です(承知のうえでならごめんなさい)。

    みんなそれくらい覚悟を持って役者をやっているんだという事、今更ながら思い知らされました。

    ふんどし閉め直して頑張ります。

    高松の打上げは大号泣ですな(もう打上げの話かい!)