舞台の話その⑫〜「10年、再会、そして公演当日」

10年前、僕はアメリカで映画を作っていました。

もちろん自主制作ですが、日本への一時帰国に合わせてロサンゼルスと地元大阪で撮影するという、自主制作にしてはかなり贅沢な画を盛り込んだ作品を制作しました。ちなみにテーマは「遠距離恋愛」でタイトルは「LA AVEC」(若気の至りです)。

 

で、昨日、当時映画製作の手伝いをしてくれた人に10年ぶりにFacebookで再会しました。

 

少しメールをやり取りするだけで、10年前、映画のノウハウだとか、撮影のノウハウだとか、役者はこうして演技しなくちゃいけないだとか、そんなこと度外視して、ほんと好き勝手やって作っていた、純粋にもの作りを楽しんでた頃を思い出しました。

 

奇しくも本番前日の出来事。

今回のキャストのみんなに折りをみて話していたことを思い出しました。

みんなのこれまでのキャリアなんてある意味どーでもいいんです。もちろん積み重ねてきたものだからそこにヒントはいっぱいある。でも広告マンの僕がプロデューサーとしていて、なんだか訳もわからずみんなを信じてくれる高松の人たちが後ろにはいるんです。のびのびと自由に、やったことないことに挑戦してみてください、と。

 

お金を稼ぐためには失敗ばかりじゃ駄目だけど、新しいものを作るにはトライアンドエラーも必要だと思います。その失敗に補える準備はしたつもりです。

 

もしこれを見てるキャストが一人でもいれば、もう一度僕の言葉を思い出してみてください。

積み重ねたものがにじみ出るのと同じくらい、今日の空気に俊敏に反応して新しいものを生み出すのも大切だと思います。そっちの方がドキドキするし。期待しています。

 

さぁ、始まりますよー!当日でもチケット取り置き可能です。

東京公演はajimovie@gmail.comまでお名前、日時と枚数お知らせ下さい(earlyの携帯に転送されますので)

 

 

early

 

なんか言ってること今と大して変わんねーなと、反省。

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