
- まずは自己紹介からお願いします。
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島谷一太郎役、関口晴雄です。
- 今回庵治牟礼、高松市に来られて一番印象に残っていることは?
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今回の見学は盛りだくさんで何からしゃべっていいのか分からないんですけど・・・総指揮の大久保さんから伺った「庵治の石屋のネクタイはタオル」というのが印象に残っていて、僕がアウトドア好きだからかもしれませんが、海があって山があって・・・この大自然の中で仕事が出来るってのはいいな、と。
- 今回の視察で体験したことが、お芝居にどのような影響をもたらすでしょうか。
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皆さんが、庵治石というブランドに対する誇り・プライドを持っているっていうのは十分感じたので、そういうのを情熱的に、でもさりげなく出したいと思ってます。
『さりげなく』ってのは───僕は無骨に見えるせいか、まっすぐなイメージの役を結構頂くんですけど、そういうステレオタイプな職人ではなく、情熱を持ちつつスマートであったり・・・そういう所ですね。庵治牟礼の『人間』がどういう人間か───それがどう伝わるかはそれはお客さんの感じ方もあるんですけど───僕の中で造形したい人間像ってのは、イメージが凄く固まりましたね。 - 今回の舞台は、どういう人に観て欲しいですか?
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老若男女みんなに(笑)。
ただ、政治でも何でもそうですけど、高松もこれから20代30代が、その上の世代に負けないようにどんどん力を発揮していかないと成長していかないと思うので、これからを担う世代に観て欲しいですね。僕は俳優座というところに所属しているんですけど、13年いて、色々思うことがあるんですよ。上は80代から下は20代まで・・・その層の中で生きて行くには、自分の意見を持って、「自分はどうしたいのか」「どうすればいいのか」とか主張していく・・・そういう事が大事なんだと思ってます。
(2011年9月11日)

- 名前
- 関口晴雄Haruo Sekiguchi
- 役名
- 石職人:島谷一太郎
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