
- まずは自己紹介からお願いします。
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石野あかり役の花澄です。
- 今回庵治牟礼、高松市に来られて感じた事、そしてそれが今度の舞台にどのように活かされてくるのでしょうか。
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全然空気が東京と違って・・・人の空気も違って・・・四国って小さいはずなのに、海だったり石だった山だったりが凄く大きくて、それに立ち向かっている職人気質の男達のかっこよさを感じました。
「役者と似ているな」と思えるところもあって、
「ここで暮らしていて、親が石屋だったら石屋をやれるだろうと思ってしまうんだけど、やっぱり自分が決めてやらないと他の人に負けてしまうから、一流を目指すのであれば自分の意志が必要なんです」
っていう話を伺ったんですね。
そういうところってやっぱり役者と一緒だなって思うんです。東京って誘惑も多いし、逃げ道もたくさんあるし・・・やっぱり自分で決めてやらないと、絶対に続かない仕事なんですよね。
ただ、こっちはそれを暖かい横の繋がりでフォローしている街があって、私の役柄は『地元ではなく外から来た人』という役なので、その空気を少しずつ壊しつつもかわいがってもらう役なんだろうな、と思っています。 - ─かわいがってもらう役というと・・・
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『膝つき合わせてあーだこーだ』ということではなくて、自分の空気を持っていつつ、『その輪に入って体感したものをそのまま出す』というような役になるんじゃないかなと思っていて、実は昨日の親睦会で庵治の人達の中で飲んでいる時も「かわいがってもらおう」とがんばってたんです(笑)。
芝居でも、他の役者さん達の掛け合いを聞いたり、自分がセリフを言ったりするときに、今回の視察で感じたものをそのまま同じ感覚で表現していけばいいんだろうな、と考えています。
- 今回の舞台は、どういう人に観て欲しいですか?
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大学生に観て欲しいですね。仕事を決めなきゃいけないポジションにいる人。
職人さん達って若いのに腹をくくっている部分っていうのがあって、何でもそうですけどプロの仕事をしているのは「よし!」って決めている人達だから、そういうところを観てもらって、勇気を与えられたらなって思います。
(2011年9月11日)

- 名前
- 花澄Kazumi
- 役名
- スナックの店員:石野あかり
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