
空から見た、この土地は、壮大で本当に美しい。
いつの日か、この空から見た画を映画で撮りたい。
残したい。
この土地の方々とふれ合い、土地のものを食べ、空気を吸う。
お隣の太田さんから頂いた甘いトマト・・・
六車さんがいつも出してくれるお茶・・・
水仙の女将さんのおもてなしの心・・・
沢山の地元の方々・・・
通えば通う程、自分の中で、勝手に「懐かしい場所」へと変わって行く。
そして、失恋など、黄昏れたい時に町を見下ろせる場所が沢山ある・・・
映画はだれのために作るのか?
いつも、僕はこんな事を考えてます。
有川Pと僕は、この映画が、庵治・牟礼・屋島の町のため、この町に住む人々のため、そして、これからこの町をしょって生きていく後世のために地域貢献出来るものになる事を目指してます。
Tさんも仰ってましたが、
この町に住む方々に見て欲しい。
香川県人に見て欲しい。
日本人に見て欲しい。
映画をあまり見ない、自分の父や母、叔母、弟、従兄弟夫婦でも楽しめる映画になって欲しい。
そして、更に言えば、
アメリカ人の友人たちに見て欲しい。
フランスに住む友人たちに見て欲しい。
サンパウロに住むアミーゴたちに見て欲しい。
そして、本質は、
世界のどこかの、ある国のある小さな映画館で、
顔も知らない、名前も知らない、どこかのだれかが、この映画を見た時、
「良い映画だったな」「感動した」「元気になれた!」
と、思ってくれたら、実は、それだけで良いと思ってるんです。
そのだれかさんには、家族がいて、友達がいて、毎日家族のために忙しく働いていて。
映画って、素人とか玄人とか関係ない。
国籍も言語も関係ない。
人種も文化も関係ない。
万人に平等なものだと思うんです。
貧富の差も関係ない。
そういう思いが、映画を良いものにすると信じています。
今回の映画は、台詞が少ないのでは?とご指摘を受けていますが、字幕が沢山あると見るのが大変です。字幕になれた、日本人の僕でも、字幕が多いと、画に集中出来ないもどかしさをいつも感じてます。
僕は、日常生活の断片を切り取ったような映画を作りたいと思ってます。
素性を知らない、だれかとだれかの断片的な関係の部分部分を「見ていて」、
「ああ、あの二人の関係はこうなのかな?ああなのかな?」
と、理解して行く瞬間は、だれにでも日常で当たり前のようにあって。
台詞で説明してしまえば、とても簡単なのですが、それは表現ではない。
「見ていれば分かる」
今回の映画は、それを大切にしたいんです。
人は、本質に触れている限り、
決して、間違わない。
ぶれない。
揺るがない。

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