ラジオ出演後の人へのグループインタビュー
なすびさん、石田さん、三枝さん、提坂さんの4人は、視察終了後他のキャストを空港で見送り、地元ラジオ局に生出演。本来なら「本当にお疲れ様でした」で宿へ向かうところなのですが、「もう少しだけ」とお願いして、グループ対談形式でインタビューさせてもらいました。
結果として、この『もう少しだけ』がウソになってしまう程に語ってくださった皆さん。色々割愛させていただいた部分もありますが、二回に分けて記事にさせていただきます。

- 1年ぶりの庵治・牟礼ということで、今度は舞台ですね。今回の高松訪問を経て、舞台にどのように活かしていきたいですか?──順番に聞いていきましょうかね。
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なすび
僕はこの1年で何度か来させてもらったり、8月にはお遍路さんまでやらせてもらって、讃岐の子になりつつありますけどね(笑)
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提坂
1年ぶりに帰ってこられて、本当にありがたいなと思っています。感謝の気持ちで一杯です。今回は『紲』ということで、庵治牟礼の人との出会って生まれた紲というのもあるし、『自分たちにできること』『今目の前にある事』を精一杯やって、期待されているもの以上のものにして、来て下さるお客さんに喜んでもらえるような作品をみんなでがんばって作って行きたいと思います。
私は舞台初挑戦なので、先輩方に色々教えてもらいながら、でも甘えるのはイヤなので、みなさんに「お、提坂ちょっとやるじゃん!」と思われるぐらいの感じで行きたいなと思っています。
- 本当に提坂さんは、去年の映画撮影を経て、庵治牟礼の人からの評価が急上昇した人なんですよ。
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なすび
この1年でも色々あったんでしょうね。
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提坂
表現者としても、人間としても、ですね。映画の時には時間がなかったりで、皆さんとあんまりお話できなくて、それが心残りだったんですが、そういうのをなすびさん達が見抜いてくれていたみたいで、みなさんが「提坂ともっと話したい」と言って下さったというのが今回のきっかけとしてあると思ってるんです。そうして、こうやって皆さんとの仲もずっと深まっていって・・・今は「これが私のホントの姿だ」って言えるような関係になっています。もちろん、舞台では違った『提坂笑加』を見せていくので、宜しくお願いします!
- では三枝クン。三枝君は、なすびさんに(冗談で)「キミはチケット要員だ」と言われていますが。
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三枝
そうなんですよ(笑)。それボク、キャスト決まってから有川さんに言われたんですよ~。酷いですよね(笑)言われるノルマもどんどん増えていくし・・・。
今回1年ぶりに庵治に戻ってきて・・・ -
なすび
三枝君は高松出身なのに、この1年間実家に帰ってもいなくて、リアルに1年ぶりなんだよね。
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三枝
そうなんですよね。今回も実家で寝泊まりしたんですけど、オヤジに会えてないですし。。。1年ぶりに高松に帰ってきて、本当に純粋に思ったんですけど、「えっ!ホントに1年経ったんだな」っていうのがあって・・・
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石田
そうそう。この1年ずっと庵治にいたんじゃないかなってくらい(笑)
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なすび
その感覚は、高松の人が東京まで僕らに会いに来てくれた、っていうのがスゴイ大きいですよね。
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三枝
雰囲気とか、匂いとか・・・所謂『田舎の空気感』が映画ではちゃんと伝わってくるなと感じていて、じゃあ舞台ってなると───どういうセットになるのかまだ分かんないですけど・・・
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なすび
それはぶっちゃけちゃうと、素舞台に印象的なオブジェクトをいくつか置いてって考えてる。(注:このときはまだ脚本が上がっていませんでした)
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三枝
舞台でその雰囲気とか空気を伝えようとすると、それは凄く難しくて・・・舞台ってやっぱり生なので、映画みたいに色とか撮り方とか音楽とかは使えないから、伝わるものはよりリアルに伝わるし、伝わんないものはチープになっちゃう。その辺を今強く感じています。
舞台って映画よりも尚更チームワークって必要だと思ってて、そういう意味では、今回こうやってキャスト全員で高松に来られて色々な体験をして・・・そういうのはスゴク良かったですね。
舞台って観たら一発で分かるんですよ。「あ、この劇団は仲がいいな」とか「絶対仲悪いな」とか。 - そうなんだ?
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三枝
ホントそうなんですよ。
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なすび
やっぱり出るんですよ。
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三枝
そういうのは目に見えるモノじゃなくて、空気感だったり・・・。仲がいいところはそういうのが相乗効果的に上手く働くんですよね。
- そういえば、今回石田君は三枝君の実家で一緒に寝泊まりをしてましたね。
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提坂
それぐらい仲がいい!
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三枝
同じ渋ハチ(注:渋谷ハチ公前という劇団。三枝さん・石田さん・植木さんが所属する演劇チーム。映画の高橋さんがリーダー)のメンバーが渋ハチ以外で一緒にやるっていうのは、すごく楽しみで安心感もあるんですけど、反面『石田・植木との勝負』っていう部分もあって、そこは切磋琢磨しながら甘えずにやってみたい所ですね。
- まさにそういうのが紲ですよね。
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三枝
ソレ今ボクが言おうと思ってたんですけど・・・
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なすび
あ、じゃあソレ提坂さんが言ったことにしときましょう(笑)
実際はこういう暗いところで対談してもらってました。
(その2へ)

- 名前
- 石田将士Masashi Ishida
- 役名
- 石職人:西山拓真
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- プロフィール

- 名前
- 三枝俊博Toshihiro Saegusa
- 役名
- 石職人:小柳和馬
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- 名前
- 提坂笑加Emika Sagesaka
- 役名
- 松田美空
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